SDK サポート
どの SDK バージョンがリストをバインドしているか、古いピン留め向けの汎用呼び出しという逃げ道、そしてノーコード側の欠落
公式 SDK
以下はドキュメントだけでなく、公開済みの npm / PyPI 成果物を展開してバージョンを二分探索することで確定した。
| SDK | リスト対応バージョン | 現在の状況 |
|---|---|---|
@slack/web-api(Node) | 7.13.0(2025-11-25) — 7.12.0 にはバインディングが皆無 | 12 メソッドすべてが client.slackLists.* にバインドされ、型付きの Arguments / Response のペアを持つ。8.0.0(2026-07-14)でも引き続き存在。 |
slack_sdk(Python) | 3.39.0(2025-11-20) — 3.38.0 には皆無 | 12 メソッドすべてが WebClient、AsyncWebClient、LegacyWebClient 上に slackLists_* として存在。3.43.0(2026-06-30)でも引き続き存在。 |
java-slack-sdk | 1.48.0(2025-12-11 マージ) | バインド済み。 |
| Bolt(JS / Python) | 推移的依存 | @slack/bolt 5.0.0 → @slack/web-api ^8.0.0(常にリスト対応)。slack_bolt 1.30.0 が要求するのは slack_sdk >=3.38.0 だけで、これは 下限 であって保証ではない:ピン留めのないインストールなら通常は条件を満たす最新リリース(リスト対応)に解決されるが、ロックされた環境や制約のある環境ではちょうど 3.38.0 に着地することがあり、それにはリストのバインディングが一切ない。リストに依存するなら slack_sdk >=3.39.0 を明示的にピン留めすること。 |
deno-slack-api | 未提供 | slackapi/deno-slack-api#129 は現在もオープン。 |
出典:node-slack-sdk#2421(Node のバインディング PR)。
古いピン留め:汎用呼び出しという逃げ道
上記より下のバージョンにピン留めされたプロジェクト(@slack/web-api ≤7.12.0、slack_sdk ≤3.38.0)には、型付きの slackLists.* バインディングが存在しない。Slack のドキュメントは、各 SDK の汎用の生呼び出しメソッドにフォールバックし、型付きヘルパーの代わりにメソッド名と引数を素のデータとして渡すことを明示的に認めている。呼び出しの形は SDK ごとに異なり、共通の名前があるわけではない:
Node(
@slack/web-api):client.apiCall(methodName, options)Python(
slack_sdk):client.api_call(api_method, params=...)(スネークケース — Python クライアントにapiCallは存在しない)
これはどの SDK バージョンでも、どのリストメソッドに対しても動く — ただ型が付かないだけだ。
ノーコードプラットフォーム:不在を確認済み
2026-08-06 時点で、Zapier・Make・n8n のいずれにも Slack リストのネイティブなトリガー・アクション・モジュールは存在しない:
Zapier の Slack アプリはトリガー/アクションの全一覧を掲載しており、Canvas の作成・編集はあるのにリストの項目は 1 つもない。リストのメソッドに届くのは汎用の「API Request (Beta)」による生呼び出しだけだ。
Make の Slack モジュールリファレンス(2026-08-05 確認)には
slackListsの出現が 0 件。汎用の「Make an API Call」モジュールしか使えない。n8n の Slack ノードのリソースは Channel / File / Message / Reaction / Star / User / UserGroup で止まっており、n8n-io の GitHub org 全体で
slackListsのヒットは 0 件。
これら 3 つのプラットフォーム上に cron や自動化を組むなら、ネイティブノードではなく slack. への生の HTTP 呼び出しが必要になる。