リスト
Slack リストとは何か、有料プランによるゲート、そしてどんなときに使うべきか
Slack リストとは
Slack リストは行と型付きカラムからなる構造化されたコレクション — 軽量なスプレッドシートであり、チャンネルの中に住むものではなく、それ自体が独立した Slack ネイティブのサーフェスだ。単体として作成し、そのうえで slackLists.access.set によりチャンネルや個人へ明示的に共有する(アクセスとスコープを参照)。各カラムは型を持ち(select、user、date、number、checkbox、rating、text など)、リストは テーブル レイアウトか ボード レイアウトのどちらかで描画される — ボードでは 1 つのカラムの値でアイテムがグループ化され(たとえば todo / doing / done という汎用オプションを持つ select の "Status" カラム)、カードをグループ間で移動できる。ボードレイアウトは Slack がネイティブに提供する唯一の本物のカンバン型サーフェスであり、プラットフォーム上でスイムレーンを描画するものは他にない。
リストの Web API(slackLists.*、12 メソッド)は 2025-09-02 に一般提供が開始された。メソッドの全一覧は API サーフェスを参照。
有料プランによるゲート
リストには有料の Slack プランが必要だ。2 つの異なるゲートが、2 つの異なるエラーを返す:
| エラー | 原因 |
|---|---|
paid_teams_only | ワークスペースが Free プランである |
lists_disabled_user_team | 管理者がリストを明示的に無効化している — プランとは独立 |
有料であればどのティアでもよい — Pro、Business+、Enterprise のいずれでも通る。リストは Enterprise 専用では ない。Free へダウングレードすると既存のリストは読み取り専用になり、新規作成はブロックされる。さらに別個の管理者トグルにより、リストの共有をオーナーのみに制限することもでき、この場合 bot は slackLists.access.set を呼べなくなる(アクセスとスコープを参照)。
未検証
上記のエラー↔原因の対応(プランゲートが paid_teams_only、管理者トグルが lists_disabled_user_team)はドキュメントから導いたものであり、実際に無効化されたワークスペースに対して経験的に確認したわけではない。
出典:Manage list settings in Slack。
リストを選ぶべきとき
リストは Slack の bot 書き込み可能なサーフェスの中で最も重い:行単位・セル単位の書き込み、恒久的な row id の管理負担(upsert なし、外部 ID キーなし — リストの作成を参照)、リストあたりのアイテム数の上限、そして変更イベントの不在(ポーリングだけが唯一の inbound 経路)。チームが本当に ボード を必要としていて — ステージのパイプラインをカードが移動していく形(汎用ステージ A → B → C、あるいは todo / doing / done のトリアージ)— しかも目新しさが薄れたあともボードとして使い続ける場合にのみ、リストに手を伸ばすこと。
Slack 上でただ 見えれば よいだけのもの — ステータスのスナップショット、小さな表、本物のダッシュボードへのリンク — であれば、もっと単純なサーフェスのほうがたいてい割に合う。Slack の bot 書き込み可能な表示サーフェス同士の比較と、その中でリストがどこに位置づけられるかはデータサーフェスを参照。
このセクションの内容
API サーフェス — 12 個の
slackLists.*メソッド、レートティア、そして検証済みの「存在しないもの」アクセスとスコープ — スコープ、アクセス付与の契約、招待制のデフォルト
SDK サポート — どの SDK バージョンがリストをバインドしているか、ノーコードプラットフォームに欠けているもの
リストの作成 — スキーマ設計と、作成時に永続化すべきもの